
飲食店を開業したいと
考えているあなたへ
禅の言葉に
報恩:ほうおん
という言葉があります。
字のごとく
恩に報いるという
意味なんですが…
報恩には4つの恩があります。
1、国家の恩 国
2、衆生の恩 社会
3、父母の恩 父母
4、三宝の恩 仏
この4つに対して
恩返しをしていく事です。
例えば、
勤めていたお店をやめて
開業する時…
お店として、
必要な人間でなければ
「ああそうか、頑張ってやってくれよ」
と、気持ちよく送り出されます。
それに対して、
「キミにやめられたら困る」
と、言われたならば…
あなたは、お店にとって
役に立っているということ。
お店が嫌だからなどの
自分本位な理由でお店をやめ
開業しても
そんな人間は
決してうまくいかない。
使用される側から
使用する側になる…
というのは、
そんなに甘いものではない。
どんな経営者にも必要な
4つの恩を飲食経営と照らし合わせる。
1、国の恩
時に、人々は
この国を批判します
でも、考えてみてください!
世界一安全
世界一きれい
世界一ビジネスがしやすい
これまでの戦争の歴史とか
いろいろ国家がたどってきた
歴史というものがあって
今、
独立企業しようかなと
思えるような状況こそが
この国においてあるということは
これは国に対しての一つの恩なんです。
”日本に恩なんかないよ!”
という人は
歴史を知らなささすぎます。
日本という国がどのようにできて
今までどのようにして
この国が作られたか…
今のこの豊かで、
ものが溢れ
チャンスに溢れるという国ができたかということ
歴史を勉強していたら
そんなこと言えないですよ…
今の総理大臣とかいう話じゃなくて
日本という国において私たちが
独立しようというチャンスと
環境を与えられている。
生かされている。
多くのものに
見えない力に守られている
これは起業したらわかります。
給料をもらっている立場ではわかりません。
なので
国家に対する恩というのは
起業する前より
今以上に果たせるようになります。
2、社会の恩
たくさんの税金を納めらえれるような繁盛店。
それは、間接的に社会への
恩返しができますよね
繁盛すれば
大きな恩返しができます。
3、父母に対する恩
これは上司に対する恩と
置き換えてもいいと思います。
自分を育ててくれた両親や上司。
そんな、会社の人たちにとっての
最大の恩は何かと言ったら
「成功すること」
です。
従業員の人たちに
「あのお店で働いていてよかった!」
と思えるような。
行をなしている…
仕事をしている…
”彼はうちのお店出身なんだよ”と
自慢になるような
誇りに思えるような
お店にしてみてください…
お世話になった人に
”ありがとうございました”
という
ことを忘れないように。
恩という字は
原因の心と書きます。
自分を成長させてくれた事
原因を作ってくれた事に対して
感謝を
自分の心からずっと忘れない…
というのが
恩を感じるということです。
仕事に対する
心構え、働き方、技術、知識
そう言ったものを最大限に生かして
”あなたに教えていただいたので
自分は、こうなれました”
ということが…
またいつか
成長したあなたが…
あの時はああだったけども
きっと喜んでくださると思います。
4、仏法に対しての恩
お店の哲学
お店の理念
うちの会社はこういうことを
成し遂げたいんだ
ということが
ズドーンと腹のなかに落ちて
それを多くの方々に
堂々と宣言できるようになったら
もうそれで
お店のの経営は、
7割か8割はうまくいくと言っても
過言ではありません。
自分本意の欲などの
理念ではなく、
社会に役に立っていくという
経営理念。
それを従業員さんたちに説き
お店の理念をもとに
お客さまは
物理的に満足していくというだけではなく
精神的に満たされていく
人々にお店の
思いが伝わっていく
そんなお店を
というのが
四恩に報いる
ということなのです。
例えばソフトバンクの孫社長は、
外国の国籍でなりながら
日本が良くなれればという
愛国心。
莫大な寄付や
インフラなどの活動。
もちろん両親や
お世話になった方には
感謝の気持ちを忘れない。
会社の理念は
言うまでもありませんよね。
この感謝の4つの鍵を
是非、手に入れてください。
私も、頑張ります。
長くなったので
この辺で…
ではでは